「夫婦生活って、何歳まで続けるもの?」
「うちはもうずっとセックスレス。…でも、周りはまだしてるの?」
なかなか人には聞けない、夫婦の性生活。
世間の夫婦は、いつまで、どれくらいセックスしているのか?
この記事ではアンケートを元に、夫婦生活は何歳ごろまで続けるのが一般的なのかを解説します。
セックスレスになる理由や、夫婦生活を続けるコツも参考にしてください。
YUKI
夫婦生活は何歳まで?年代別のアンケート結果
気になるところですが…
なかなか、面と向かって聞けない疑問。
そこで4,000人を対象とした、夫婦のセックスレスに関する大規模調査の結果を見てみましょう。
「年代別」セックスレス状態の夫婦の割合


参考:PR TIMES
一般的に、セックスレスとは1ヵ月以上性交渉がない状態。
なんと、20代夫婦ですでに約半数がセックスレス。
50代夫婦は、8割がレスでした。
ざっくり言うと、「50代になると、5組に4組の夫婦が夫婦生活を終了している」という結果です。
「年代別」性的に満足している割合


参考:PR TIMES
では、性的に満足している夫婦はどれくらいいるのでしょうか?
20代で調べると、男女の不満度はそこまで変わりませんでした。
しかし30代から、差が開きます。
出産や子育てで忙しくなる女性と、まだ性欲が衰えない男性の間に温度差が生まれてきます。
年齢と共に男性の不満度は落ち着きますが、50代でも3人に1人が性的な満足を得ていない結果に。
上の調査を踏まえると…
「夫婦生活が終了していることに、不満を持っている男性がいる」という現実が見えてきます。
YUKI
夫婦生活がある人のリアルな声。年代別に紹介
夫婦生活が続いている人は少数派でしたが、「生涯現役!」という人もいるわけです。
私も知り合いも還暦過ぎですが、旦那さんとラブラブ。
そこで現在も夫婦間で性生活がある40歳以上の方に、セックスを続けるコツと営みの頻度を伺いました。
YUKI
40代

子どもが中学生になって家にいない時間が増えてから、月に1~2回するようになった。妻がPTAやパートで疲れているときもあるので、疲れていない日に誘う。

看護師なので体力的にキツいですけど、夫との関係は大事にしたいのでしています。よほど忙しくなければ週1回。夫が私のことをすごく大事にしてくれるので、できるだけ応えたいんです。
どの方も、お相手との関係を大事にしているのが印象的でした。
結婚生活が長くなり、すれ違いも増えがち。
相手を思いやる気持ちが大事ですね。
50代

更年期の時期はしんどかったですが、夫は「無理しないで」と寄り添ってくれました。あのときに無理強いされていたら、夫婦としてダメになっていた。最近は体調が落ち着いてきたので、ベッドではスキンシップ中心に楽しんでいます。

妻とは25年以上の付き合いです。営みは月1程度。「やめたら終わる」と思ってるので、意識的に誘います。妻の性欲が減っているのはわかっているので、日ごろから気を遣うなど努力しています。

子どもが独立してから、ふたりきりの時間が増えました。子ども中心の食卓から、今はお酒を飲みながら映画を見たり、近場に旅行したり。そんな中で、どちらからともなく復活しました。
約2割という少数精鋭のご夫婦は、気遣い合いながら暮らしている人が多かった結果に。
加齢により、様々な変化を感じるころ。
無理をせずに、お互いの変化を受け入れながらスキンシップを楽しむのが大事です。
これまでの信頼関係があるからこそ、何歳になっても体を預けられるんですよ。
60代

妻との仲は「努力の継続」です。膝や腰の調子を整えるなど(笑)営みは月に1回ほどですが手を繋いだり、抱き合うスキンシップは欠かしません。なにより妻と仲良く過ごしたい。

お互いの体調に配慮しつつ、たまに続けています。頻度は年に数回くらいですよ。

定年後、年に4〜5回程度温泉旅館に夫婦で旅行します。それがきっかけで、距離がまた近づきました。妻は人生のパートナーですから、いつまでも大切です。
60代になると、性生活が続いている人でも頻度は少なくなります。
ですが、数か月おきでも続けることで愛情を再確認できます。
「男」「女」であることの自尊心も磨かれますね。
70代以降でも、夫婦生活を続けている人もいる

夫とは50年近く連れ添っていますが、マッサージやスキンシップから始めるのが私たちのスタイル。娘からは年齢的にもうやめたほうがいいとも言われていますが(笑)

定年してから、妻との時間が格段に増えました。一緒にお風呂に入ると、自然とスキンシップが始まることも。頻度は2~3ヶ月に1回程度ですが、触れ合う時間は年を重ねた今だからこそ深い。

70歳になっても、夫からの「今日、どう?」というささやきがあると、女心がくすぐられます(笑)最後までできないこともありますが問題ないです。お互いを慈しみ合う時間が大事。
70代以降でも、夫婦生活を楽しむ人は少なくありません。
アンケートから見えてくるのは、お互いへの愛情。
やはり直接的に愛を感じられる時間は特別ですよね。
アンケートを行った方に奥さんへの気持ちを聞くと、「出会ったころと変わらない」と言っていました。
YUKI
根っこにあるのが単なる性欲だけだと、熟年セックスを続けるのは難しいです。
夫婦生活が終了・減少する理由?

夫婦のセックス頻度が減り、やがてセックスレスになる。
その背景にはさまざまな理由があります。
夫側に原因があったり、妻側に原因があったり…
もしくは双方に事情がある場合も。
YUKI
性欲がなくなった(減った)
30歳を過ぎたころから、男性ホルモンも女性ホルモンも減り始めます。
それに伴い、性欲も下がっていくのは自然なこと。
元から性欲の少ない人だと、ゼロになってしまうケースも。
パートナーの性欲が低い場合、無理強いするのは関係を悪化させる結果に。
「この人のために応えたい」と思ってもらえるような、日常の気遣いや愛情表現が必要です。
疲れやストレスでやる気が出ない
年齢とともに、体力は落ちるし、仕事や家庭のストレスは増える一方。
そう感じるのは男女共通。
性欲強めの私だって、激務の後はエッチする気が起きません。
疲れているときは無理させず、週末などゆったりできる日に誘うのがベター。
マッサージしてあげたり、リラックスできる時間を共有しましょう。
タイミングが合わない
私の知り合いは、旦那さんが普通の会社員で奥さんが夜勤のある介護士さん。
すれ違いの日々が続き、いつの間にかレスになってしまったとのこと。
2人の時間が取れないと、ムードを作るのは難しいですね。
状況を打破するなら、有給を上手に使いましょう。
昼間におうちデートをしたり、思い切ってラブホテルに行くのも手。
相手を異性として見れなくなった
特に男性に多いのが、「妻を女として見られない」という問題。
出産や育児を通じ、妻を「母」という目でしか見れなくなってしまう方は多いです。
奥さんが無防備に裸や下着姿を見せることで、異性のドキドキが減るケースも。
この場合、恋人時代の気持ちを取り戻すのが大事。
子どもを預けて2人でデートしたり、おしゃれして外出するのもおすすめです。
相手が嫌い(好きではない)
一方で、女性側に多いのが「夫に嫌悪感を抱いている」ケース。
原因は、育児や家事に非協力的だったり…
夫が不倫をしていることも。
相手から嫌われている気配があるなら、まずは率直な気持ちを聞いてみること。
ただし、自分の悪いところを素直に受け入れる覚悟が必要です。
気持ちよくない
夫の自分勝手なセックスにうんざり。
あるいは、妻がマグロすぎて楽しめない——そんな不満もよく聞きます。
この場合、おざなりにされた側は傷ついていることがほとんど。
信頼関係の修復が必要です。
相手の気持ちに寄り添い、心や体を許してもらえるように頑張りましょう。
もう一度セックスに漕ぎ付けられたら、今度こそ相手の気持ち良さを優先してくださいね。
加齢による性機能の変化
40代や50代から、ほとんどの男性が勃ちにくさを感じます。
女性も、閉経に向けて濡れなくなるもの。
こうした身体の変化から、セックスが自然と終わる夫婦も多いです。
ですが挿入がなくても、性的なスキンシップは十分に楽しめます。
性器に触れあったり、抱き合うだけでも愛情は感じられるんです。
「もう必要ない」と思っている
元から性欲が少なく、義務的に夫婦の営みを行っていた人もいます。

子どもが欲しいから

相手が求めるから
そんな理由でセックスをしていた場合、年齢的に「もういいかな」と考えることも。
ここからの夫婦生活再開は、恋人時代を思い出したり、相手への愛情の再確認がカギに。
2人きりの時間を楽しむことが大事ですね。
子どもが気になる
子どもに見られたり、気付かれるのが怖くてレスになる夫婦もいます。
こんなとき、「気にするなよ!」という強引な姿勢はNG。
思いやりのない態度は、夫婦関係のさらなる悪化を招きます。
寝室を分けたり、子どもを預かってもらうなどの工夫を取り入れましょう。
子どもが幼稚園や学校に行っている間に、ランチデートからホテルに行くのもおすすめ。
浮気・不倫相手がいる
残念ですが、「浮気相手や不倫相手としているから、夫や妻とはしない」という人もいます。
自分の魅力を再確認させることで、気持ちを取り戻すチャンスはありますが…
完全に冷めきっているなら、新たな人生を始めるのも手。
何歳になっても、新しい出会いは見つかりますからね。
YUKI
夫婦生活は何歳までできる?するべき?

この疑問の答えですが…
身も蓋もないことを言えば、「勃起するなら何歳まででも」です。
心臓病など大きな病気がなければ、バイアグラなどED治療薬も使えます。
とは言え、挿入にこだわる必要もありません。
性的な触れ合いだけで、満足している高齢夫婦もたくさんいます。

もう勃起しなくなって何年も経ちます。でも不思議とそれが悲しいとか、喪失感というのはありません。毎晩、一緒に布団に入って、手をつないで眠る。ときどき、キスをしたり。下着の上から触れ合ってみたりもする。妻も「あんたがいてくれるだけで、十分幸せよ」って言ってくれるからでしょう。

入れることはしませんが、お互いを慈しみ合う時間はあります。主人は固くなることはないですが、それでも触られたり舐められると気持ちよいようです。私もあまり濡れはしませんが、愛撫されると心地良く感じます。自分でもできますが、相手にしてもらうのがとても幸せな時間に感じております。
- 挿入をともなう性生活
- スキンシップ中心の触れ合い
- 手をつなぐだけの安らぎ時間
どれも立派な「夫婦のセックス」です。
年齢に応じて、スタイルが変化するのはごく自然なこと。
性的な触れ合いを楽しむこと自体は、何歳になっても可能です。
夫婦生活終了のタイミングは、お互いが納得したとき
一方、この質問の答えは…
「お互いが納得したときが終了のタイミング」です。
夫も妻も性生活を「もう不要」と感じているなら、終了して全く問題なし。
会話や触れ合いなど、他の形で愛情を伝えることはできます。
ただ、一方が少しでも「まだ終わらせたくない」と思っているなら話は別。
性的な不満は…
- 不仲
- すれ違い
- 不倫のきっかけ
と、関係悪化の大きな火種になり得ます。
終了させたいなら、相手の意向を確かめる必要がありますね。
YUKI
納得できるまで、じっくり話してみましょう。
夫婦生活を長く続けるためにできること

お互いが完全終了を望まないなら、夫婦生活はできるだけ長く続ける方が良いです。
夜の営みがもたらすメリットは、単に性欲の解消だけではありません。
- 異性として求められることで自己肯定感が上がる
- セックス中に分泌されるオキシトシンで、ストレスが解消される
- お互いの愛情が深まる
こんなに良いことがたくさんあるんです。
性的な興奮があると、寿命が伸びるなんて研究も!
性的興奮がほとんどないグループの10年後の死亡率は、性的興奮が多いグループの約2倍という調査結果が出た
引用:JBpress
夫婦の営みを続けるために、大事なことは以下です。
スキンシップを増やす
パートナーを異性として意識しないと、セックスがしたい気持ちは生まれません。
だからこそ、日常の中で意図的にスキンシップを増やすことが大切。
- 手を繋ぐ
- 肩に手を置く
- 触れ合う距離で座る
- マッサージをしてあげる
- 家を出るときや寝る前にハグ
特に寝る前のハグは、ムードが盛り上がるので効果が大きいです。
寝室を一緒にするのも、大事なことですよ。
別室だと誘いにくいです。
感謝の言葉を口にする

今日も美味しいご飯作ってくれて、ありがとう!

お仕事お疲れ様。
頑張ってくれてありがとう
夫と妻がお互いに感謝していれば、夫婦仲は良好。
自然と愛し合いたい気持ちが湧いてきます。
セックスしたいと思うのは、相手を愛おしく思えるからこそ。
その気持ちを維持するには、感謝を言葉にすることが大切です。
YUKI
積極的にコミュニケーションを取る
会話が少ないと、相手が何を考えているのかわかりません。
「長い付き合いだから、言わなくてもわかる」は幻想。
普段からたくさん会話をして、お互いの気持ちを確かめましょう。
コミュニケーションが豊富なら、性に関する本音も言いやすくなります。
気持ちのすれ違いがなければ、夫婦関係が良好になります。
素敵な自分を目指す
ボサボサの髪にくたびれた下着…
性的な興奮を感じないのも、仕方ないですね。
夫婦生活を維持するために、「異性」を感じさせる努力は不可欠です。
- 女性
多少のダイエットや筋トレで、ボディラインを意識(健康にも◎) - 男性
体臭・口臭などのニオイケアをしっかりして、ムードを壊さないように
「今さら」と思わず、素敵な自分でいることが、お互いの欲を刺激します。
夫婦生活のスタイルにこだわらない
夫婦生活は挿入にこだわらないほうが、良好な関係を保てます。
- 性器に触れ合う
- 裸で抱き合う
- キスを交わす
- 一緒にお風呂に入る
そんな些細な触れ合いでも、性欲も愛も満たされるもの。
「挿入が難しくなったので、おもちゃで妻を喜ばせている」という方もいましたよ。
YUKI
まとめ

- 夫婦生活を50代で終了する夫婦は多いが、70代でも続けている夫婦もいる
- セックスレスの原因を知ることで、夫婦生活の復活や終了を防ぐことに繋がる
- いつまでも営みを続けるなら、スキンシップやコミュニケーションが大事
夫婦生活をいつまで続けるかは、夫婦によって異なる結論です。
終了させるには、お互いが納得していることが大事。
日ごろからコミュニケーションを取っておくことで、すれ違いを防げます。
パートナーへの思いやりを持ち、後悔のない夫婦生活を楽しみたいですね。
YUKI
中高年の出会い 
